平成11年度「にいがた有機.元気.活気」フォーラム
2000年3月27日に、新潟県の主催で、新潟県民会館 小ホールで行われまれ、新潟県 および 新潟県の農家の
代表より、有機農産物への取り組みが発表されました。
当社もこれに参加し、お客さまの皆様に、安心して食べていただける安全なお米を販売するため、有機農産物の小分業者の
認定を取得すべく準備中です。
近年、県民の環境に対する関心の高まりから、農業生産活動の上でも環境への負荷軽減に配慮した取り組みが強く求められております。
また農産物に対する消費者ニーズにつきましても、「安全」「健康」志向により、有機農産物など、農薬や科学肥料の使用を極力減らしたものへと変化してきており、今後もこの傾向は強まるものと思われます。
一方、国におきましては、昨年7月に「農林物質の規格化及び品質表示の適正化に関する法律「JAS法」の一部が改正され、有機農産物の検査.認証制度が盛り込まれ平成12年度から実施される予定となっているなど、有機農産物を巡る情勢は大きく動きつつあります。
こうした状況の中、県といたしましては、消費者ニーズへの対応と環境保全型農業の推進を積極的に図るため、平成10年度から、県独自の有機農産物等認証制度を核とした「にいがた 有機.元気.活気事業」を開始し、信頼性の高い有機農産物等の生産及び流通の促進を図っているところです。......
日頃、生産者の稲作への取り組み..と言う点で声を聞くチャンスは少ないので、どんなフォーラムなのかなぁーと思い会場に足を運んでみました。生産者,消費者,流通業者と会場が一杯になるくらいでした。
頂いた資料の中に書いてある現在の新潟県の稲作においての有機農産物への取り組みについて少し述べてみます。
* 新潟県有機無農薬米栽培指針
(一部省略)
.病害虫防除−種子消毒,育苗管理を含め農薬は一切使用しない
.除草− 除草剤は一切使用しない
手取り、中耕除草、合鴨除草、魚利用...これらを組み合わせて除草を
行う。
* 新潟県有機低農薬米栽培指針
(一部省略)
.病害虫防除― 種子消毒は実施するが、それ以外は育苗、本田で農薬を使用しない
.除草− 使用除草剤
初中期−発剤(アクト、フジグラス、ダイハードに限定)1回のみ使用す
る。
*
新潟県有機農産物等認証制度認証状況(平成12.3.27)
(米について)
.有機農産物
.有機農産物(転換期間中)
.減農薬減化学肥料栽培農産物
合わせて面積(ha) 672.0
出荷予定(t)3054.3
....以上のようにまだ全体の1%にもなりませんが、10年前からみると7倍近くになっています。
正直なところ前に述べた県の栽培指針をみると、幼い頃の稲作の様子と随分変わったなあ..と感じます。
草が生えない様に除草剤をまき、収量が多いように化学肥料を使い、1枚の田んぼにいっぱいの苗を植えて...が15―20年前は当たり前でした。それが、今では、少しでも農薬や化学肥料を減らし、1枚の田んぼからとれる収量を減らし、安全でおいしい稲作農業に変わってきているのです。
除草剤を使わない草取りは、ものすっごく重労働です。病害虫から薬剤を使わず稲を守るのも、大変です。失敗すれば収穫出来ません。収量が減るのも生活わ脅かします。
天候にも左右されます。
沢山のリスクがあるにもかかわらず、新潟県にこれほど一生懸命、米作りに取り組んでいる、又、今後初めようとしている農家の方々がいると思うとうれしくなって来ました。新潟米がんばろう...。
新潟コシヒカリ、どんぶり一杯約¥50前後です。安いと思うか、高いと思うかは各皆様それぞれだと思います。消費者の方からは、おいしくて、安全で、安くて、...と言う声を聞きます。こういったお客様の声にあったお米をお届け出来るよう、又、農家の方が丹精込めて作ったお米を楽しんで頂けるように私共も努力して参りたいと思いました。