新潟名物 「ポッポ焼き」!
日本全国、何処の町や村でも、お寺や神社のお祭りが有ると思います。
参道の両側に、「わた飴」「金魚すくい」「たこ焼き」「お好み焼き」「焼きそば」などの屋台が並び、
広場で「輪投げ」「射的」「おばけ屋敷」などで遊べるでしょう。
私の生まれ育った新潟市でも、白山神社でお祭りがあります。
その、白山祭りに無くてはならない屋台、それが「ポッポ焼き」です。
昭和三六年生まれの私は、こうゆうお祭りに行けば、全国何処でも必ず「ポッポ焼き」屋があるもの
と思っていました。
その、考えが間違っているのに、初めて気づいたのは、大学生となり新潟を離れてからです。
同じ新潟出身の友人が、深刻な顔で話かけてきました。
友「鷲尾、ポッポ焼きを知っているよな。」
鷲「もちろん。」
友「実は、他の地方の出身の友人にお祭り「ポッポ焼き」が食べたいと言ったら、知らないと言われた。」
鷲「えっ!」
友「お祭りになると、屋台で売っていて、茶色で細長くて、、、、作り方も細かく言ったが知らないらしい。」
鷲「?」
友「あの、「ポッポ焼き」は新潟だけのものらしいぞ。」
鷲「本当か、」
その後の調査によると、「ポッポ焼き」は、新潟のお祭りの時だけに食べれる特別な物にしよう
という、申し合わせがあり、普通の店では作らない事としたようです。
そういえば、普通のお菓子屋さんで売っている店はありません。
と言うことで、これが新潟名物「ポッポ焼き」です。
新潟のお祭りでしか食べられない「ポッポ焼き」です。
白山まつりには、このような「ポッポ焼き」の屋台がでます。
最近は、「広島風お好み焼き」とか、「大阪焼き」
などの屋台も出ますが、やはり「ポッポ焼き」が一番の
人気で、一番多くの屋台がでます。
「ポッポ焼き」の器具、特製のふた付きフライパン
のような物や、炉というか四角い七輪のような物は、
はすべて手作りだそうです。
原料は、小麦粉と黒砂糖らしいですが、詳しくは、
企業秘密か!
この、特製フライパン?の溝にあわせて、原料を流し
込み、焼きます。
横の写真が焼けた「ポッポ焼き」です。
う○○みたい、と言ってはいけません。
甘くて柔らかいですよ。
「ポッポ焼き」の語源ですが、炉の加熱防止の為か、炉が二重構造となっていて、中に水が入れて
あるそうです、その水が沸騰し、蒸気となり吹き出しながら焼くので、蒸気機関車(ポッポ)のようだ、
と言うことから付いた名前のようです。
焼き器の手前から蒸気が出ているのが見えます。
新潟県新発田市では、この同じ物を「蒸気パン」と称して売っているそうです。
語源は、まあ同じ事でしょう。
この、「ポッポ焼き」の屋台がどの範囲に分布しているのか、今後調査してみたいと思います。
新発田市、「蒸気パン」と称して有る。
新発田市の村山さんより、新発田が発祥の地で、金型を作っている人が居る
という情報が寄せられました。
村上市、「ポッポ焼き」として売っているらしい。
白根市、もちろん知っている。
柏崎市、に進出中なのでしょうか、今年初めて食べた人がいました。
ぽっぽ焼き食べたことがあります。
忘れもしない今年の6月15日 柏崎に えんま市 というお祭りがあり
町は、露天商であふれます。わたしは、たまたまその日飲み会があり
飲み屋の姉ちゃんが、ぽっぽ焼き おいしいよって買ってきて食べさせて
くれました。茶色で細長くこんなんが今流行りなのかと、おもいました。
作っている過程は見ませんでした。-----
。
長岡市、には無いらしい。
与板町、知らない。
上越市の人は、全く知らないようです。
横浜出身の人、新潟へ来て初めて知った。
東京出身の人、上に同じく。
「ポッポ焼き」に関する情報、お待ちしています。